2016年08月22日
銅版画クッキング教室
銅版画って? よく聞かれます。こうやってつくります〜
『銅版画クッキング教室』 刷り
①
版が完成している状態からの「刷り」の工程です。
・銅版に描いた線を薬品で腐食して、描いた線が凹となり(エッチングといいます。製版はまたの機会にお話ししますね!)、その凹にインクを詰めます〜
・版とインクを温めて、版にインクを詰め、余分なインクを拭き取る
②
・インクを詰めて余分なインクを拭き取り(このサイズで約2時間、大きな版は約3〜5時間かかります)終えたら、4辺のプレートマークを綺麗にして、予め湿しておいた版画紙を見当に合わせてプレス機にセットする。
この時、色のおきミスや抜けている所がないかチェック。
ゆっくり紙をめくると・・、綺麗に刷り上がりました〜!
・紙が湿った状態なので、水張りして数日乾燥させる。(深い線でインクが盛り上がってる場合は数週間乾かす)
・乾いたら絵の具で着彩して仕上げ、完成〜〜 (^o^)!
水色やピンクの部分は和紙です。和紙を貼りながら刷る、和紙の上にもエッチングの線がのる様に刷っています。
この技法を「シンコレ」といいます。
割愛しシンプルに書きました〜! 細かく説明するととっても長〜いんです(笑
精華大学で基礎を学び、卒業後アメリカの4大版画工房クラウンポイントで刷りのお仕事をされていた刷り師藤井さんの版画教室に通い新技術を習得して、通常の銅版画制作にアレンジを加えた舟田オリジナルのつくり方です〜*
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